今年も中庭の池の「古代ハス」が開花しました。今年はやや花付きが悪いようですが…。ピンク色の華やかな花を咲かせるこのハスは「大賀ハス」と呼ばれるもので、今から約70年前に東京大学所有の農場内の落合遺跡で発掘された古代のハスの実から発芽・開花した古代ハスです。この古代ハスは今から2000年以上も前に咲いていたものと言われています。植物学者の大賀一郎氏によって発掘された3粒の実のうち、1粒だけが発芽・開花し、その後日本各地はもとより世界各地に根分けされました。根分けされた施設のうちの一つが荒神谷史跡公園(出雲市斐川町)でした。10年前に本校教諭が荒神谷史跡公園でこのハスの種を購入し、理科準備室で発芽させ生育した株を中庭の池に移植しました。
【ハス(蓮)の豆知識】■英語では「lotus」(ロータス)。■ハス(蓮)の花言葉は「清らかな心」。ハスが泥の中から芽吹き、気高く清らかな花を咲かせることに由来。■ハス(蓮)の由来は、花托が「蜂の巣」に似ていることから古名は「ハチス」。転じてハス(蓮)となった。■ハス(蓮)に関することわざ“ハスは泥より出でて泥に染まらず(「どんな環境であっても乗り越えて花を咲かせる」の意。)■陶製スプーン「レンゲ」はハス(蓮)の花びらの形に由来
ところで、ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)の違いってご存じですか?