【演劇部】自主公演「華の大江戸見聞録」

2018年07月20日
7月14日(土)・15(日)の2日間、木次町のチェリヴァホールで三刀屋高校演劇部が3回にわたる自主公演を行い、多くの観客の心を熱く揺さぶりました。3年生にとって最後の公演となったこの舞台を終えて、すべてを出し切った達成感に満ちた3年生の笑顔が、舞台上で輝いていました。【庵慈を演じた石橋さん(3年生)の言葉】
今回、本作の語り手でもあった相模庵慈を演じました。
冒頭の長セリフ。
お客様を巧みな言い回しと間で一気に世界観に引き込む。
舞台を進めていく上で笑いが取れるかどうかもここにかかっています。しかし、練習の時点では棒読みになり、内容を一つも伝えることができませんでした。
全く上手くいかず、止められてはダメ出し。
何が悪いのか、どうすればいいのかは分かっていました。
でも、表現できない。庵慈というキャラクターどころか自分すら見失っていました。考えて辿り着いたのは「演劇をしていると思わないこと」でした。
小学生もしくはご老人に読み聞かせをしているような、そんな気分で。
すると、どんどん良くなっていきました。
伝えたいことが分かり、伝わり始めました。演劇をしているからといって、そればかりにとらわれては殻が破れない。
違う発想をすることでより良い形になることもあると知りました。
3年生最後の公演で、この役を演じることができ幸せでした。関わっていただいた全ての方々に感謝します。ありがとうございました。【演劇部部長加藤さん(3年)の言葉】
今年も無事、自主公演を終えることができました。
今回は、全3回公演で380人の方々にご来場いただきました。
年々回数を重ねるたび、より多くの方に見てもらえて、本当に感謝しています。
これからも三刀屋高校演劇部は、大会や他校との合同公演など様々なところで活動していきますので、今後ともよろしくお願いします。